厚肉成形職人のつぶやき
厚肉2色成形の金型設計のポイント

2色成形の金型設計でのポイントの1つに、1次側キャビ型に製品が残らないようにするという事があります。
これは通常の成形であれば、製品がキャビ側に残ってしまっても、自動取り出し機が製品を吸着(掴む)段階で空振りとなる事で、センサーエラーを検知し機械が自動停止するようになっております。
しかし当社2色成形におきましては、
1次側製品を取り出さず金型コア側が回転し2次側コア型となり2種類目の材質を成形します。
そのため、1次側キャビ型に製品が残ってしまっても製品を取り出す機構が無い為、
エラーを検知することが出来ず2度押し(製品が残っている状態で金型を閉めてしまう事)をしてしまう自体になりかねません。
特に厚肉2色成形では、製品肉厚が厚いため硬度も高く2度押しをした際の金型へのダメージも深刻となってしまいます。
したがって、2色厚肉成形では、金型設計段階で通常よりも抜き勾配を大きめに設けたり、コア型側に引っ張り構造を設けたりと対策を取らなければなりません。
また、キャビコアの製品の取り方を工夫したりして、なるべくキャビ型側に掘り込み形状を持ってこない工夫が必要となります。
このような問題でお困りの方は、多数実績のある厚肉成形.comにお問い合わせください。
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